「性のゆらぎ」
生物学的には
メス、オスで分けられても
性的指向は
同性だったり異性だったり
また性自認が
おとこなのか
おんななのか
しかし
そもそも
生物学的にも
実は二つに分けられない
性器?ホルモン量?胸?
メスの完全体って?
好きになる相手だって
気になる相手の性を
限定してしまっているのは
何の影響?
好きになる対象となる人が
全くいなかったり
もしくは
出会ってしまって
恋に落ちてから
性を意識することもある
同性愛、異性愛の前提となる
自分の性に関しても
例えば
女性っぽくふるまうのが
しっくりくるけど
その「女性らしさ」ってどこから来てる?
逆にそれがないと自分は
「おんな」ではないのか?
短髪で化粧をしないのが
「おとこ」なのか?
決して
二色なんかでない
性
なのに
がんじがらめにされてしまう
何に?
周りに?
社会に?
自分自身で?
大人として
娘として
恋人として
として
として
として
本当はそんなもの
取っ払ってしまったほうが
世の中おもしろくなると
私は思えても
聞こえてくる
「親のくせに」
「女のくせに」
「できないくせに」
くせに
くせに
くせに
けなしまくるのは
安心したいから?
恐れているから?
思考停止してしまってるから?
「役割」を支持している
というよりも
そこから降りられないから?
逃げられなくなるほど
追い詰められているから?
自分の枠外で生きている人を
くさしまくって生きる人の
脳の癖はすごそうで
自分だって
気づけばそんなものの見方に
おかされてしまいそうになっていたと
振りかえさせられる
結局
もろもろの圧力などから
できるだけ距離を取り
逃げることで生き延びているだけ