40年分の関係の中にある
たくさんの感謝と
わだかまりと
悲しみと
それらすべてからの学び
人によってはそれを教えと呼ぶのか
あくまでも主語は自分
いつだって
これまでの経験の中には
振り返って思い出すと
落ち込むものも相当あって?
相当落ち込むものもあって?
夢に出てきたりしたら
ひどい精神状態になるものも
逆に
不意に夢に出てきて
動揺させられるくらいなら
折を見て?
思い出したほうがいい?
変えられない過去とも
向き合おうとしている
これは許し?なのか
もちろん主語は自分の
40年間でやさしくし損ねた
それぞれの失敗は
たとえ
当人たちとやり直せなくても
次の誰かへ返すしかなく
などど心にとめながら
ゆとりなく不機嫌な対応をする
自分に気づかされ
許せなかった誰かに似ていて
自分の欲求に
敏感であることからしか
心穏やかな日々は得られない
ときどき考える
「もし自分が1人だったら」
きっと今ここにいる自分はいなくて
後味の悪いシナリオの主人公から
すべてのしがらみを断ち切って
どこかに突き抜けてる物語も
もしかしたら
どこかにあるのかもしれず
そう思えば
今ここにある
あらゆる喜怒哀楽な人間関係は
今ここにある物語として
相変わらずもがき
苦しむのは時々にしておいて
目の前のおいしい料理を
いま
ここで
味わっているところ