子宮がん検診を
安く受けられる年だったので
乳がん検診も一緒に申し込む
マンモグラフィーではなく
MRIを使ったやつ
初MRI
閉所恐怖症ではないはずが
パニック発生
事前にMRIについて
全く調べておらず
何の先入観もなかったが
おそらく
狭いところにいそうな感覚
うつ伏せで目を閉じている状態
動いてはいけないプレッシャー
聞いたことのない機械音
など
一気に迫ってきて
心臓音が早い早い
まず最初に
思い出す座禅の呼吸
思い出す田房永子先生の出産
とにかく息をゆっくりはきまくる
次に
何かしらイメージが必要かと
ベースの機械音を聞きながら
「飛行機に乗った時みたい」
自分に言い聞かせ
カナダに飛行機で向かってるイメージを
ほぼ無理やり頭に描く
そこで多少安定するも
ヘッドホンから流れてきたクラシックに
「私死んだのか?」
勘違いするほどの非現実感
自分が目を閉じているのか
開けているのかも分からない感覚
続けて新たな機械音
「何かの音に似ていないか」
「その音から何か想像できないか」
おそらくMRIで撮影される
輪切りのお腹のレントゲン写真を思い出し
自分の胸の輪切り状態のそれらを想像
同じ機械音が続くので
縦、横、右斜め、左斜めのをイメージし続ける
次の音は警報のようなもの
体育館で行われているバスケットの試合をイメージ
これは感覚過敏や
いろんな感覚を同じレベルで感じる人は
相当大変だろうなと
またもやおっぱいの輪切りレントゲン写真を想像しているうちに
なんとか10分終了
次やる時は
こころして挑戦したい